中和要素

諸君 私は制服が好きだ
諸君 私は制服が大好きだ

セーラー服が好きだ
ブレザーが好きだ
ジャンスカが好きだ
ブラウスが好きだ
ボックススカートが好きだ
プリーツスカートが好きだ
ブルマが好きだ
スパッツが好きだ
スクール水着が好きだ

市街地で 街角で
行楽地で ターミナルで
雪道で 砂浜で
森林で 行楽地で
田園で 高原で

この地上に存在しているありとあらゆる制服女子が大好きだ

歩列をならべた中学生の一斉下校が喚声と共に雪山を吹き飛ばすのが好きだ
空中高く放り上げられた雪玉が握りが甘くてばらばらになった時など心がおどる

冬服の女子高生のスカートが花のように広がるのが好きだ
悲鳴を上げてスカートの前を押さえた女子高生がその光景に見とれていた私をにらみつけた時など胸がすくような気持ちだった

スタートをそろえた水泳選手の横隊が水面を蹂躙するのが好きだ
フライングを取られた選手が濡れぼそった水着で顔をしかめながらスタート台に戻る時など感動すら覚える

セーラー服のドラム担当が一心不乱にスティックを振るっている様などはもうたまらない
泣き叫ぶベースが彼女の刻んで行くリズムとともに金切り声を上げるギターとロックを奏でるのも最高だ

お下げの眼鏡っ子が雑多な本の山を健気にも抱えてきたのをふざけて廊下を走ってきた男子生徒とぶつかりばら撒いた時など絶頂すら覚える

小学生の社会科見学に滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだった納期が蹂躙され仕掛け品がゴミの山に変わる様はとてもとても悲しいものだ

中学生のクラブ活動に押し潰されて殲滅されるのが好きだ
質問に追いまわされクズ虫の様にネットを這い回るのは屈辱の極みだ

諸君 私は制服をアニメの様な制服を望んでいる
諸君 私に付き従うオタク戦友諸君
君達は一体何を望んでいる?

更なる制服を望むか?
実用要素のない二次の様な制服を望むか?
全力全開の限りを尽くし疾風雷迅の少女を打ち抜く嵐の様な制服を望むか?


『制服! 制服! 制服!』


よろしい ならば制服だ


我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い闇の底で半世紀もの間堪え続けてきた我々にただの制服ではもはや足りない!!

萌え制服を!!
一心不乱の萌え制服を!!

我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ社会不適合者に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力100万と1人のダメ集団となる

我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
連中に恐怖の味を思い出させてやる
連中に我々のスニーカーの音を思い出させてやる

天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
一千人のダメオタの戦闘団で
世界を燃やし尽くしてやる

「最後の大隊大隊指揮官より全空中艦隊へ」
目標日本本土東京首都上空!!

第二次ゼーレヴェー作戦 状況を開始せよ