面白いという事

 一番面白いネタは結局楽屋落ちなのです。自分達の世界であれば知っている……つまりは、自分達の世界にいない者が見たところで面白くもなんとも無いものが一番面白いんじゃあないかな、と。
 例えば、ここで私が『多摩ズー』と言ってもほとんどの方はその裏に隠れているネタをご存じないのだろうと思うのです。多分、それがなにを指すのか理解できるのはほんの一握りです。はっきり言って2人位。いやひょっとすると1人。書いている私はその一人が笑ってくれる事を期待して書いているわけなのです。しかしまぁ、このネタの大本は数百人が参加したあるイベントで流されたフィルム(いや、ビデオか)に由来しますので、初めて来た人でもわかるかも知れないのですが……。
 次に面白いのはタブーを犯す事なのでしょう。
 常識人が見れば眉を顰める話。それは多分面白い話なのです。ただ、それはその発手も受手も常識を心得ていなければ面白くないのです。というのは、タブーというのは決まりを破るという事だからです。決まりを破るためにはまず決まりがなければならない。いや、決まりを知らなければならない。
 最近のネットの人たちは、そういう意味で損をしてるんじゃないかな、と思うのです。
 ただ、一番ヒトが面白がるのは他人の悪口なんでしょうね。
 やな話ですが。