実戦耐性保証 (mixiより題名改変)

 携帯に入る一本の電話。
「お疲れ。出ました、よろしく」
「了解」
 母親との会話のあと、玄関においてある作業着に着替え相方とネコに行って来ますと言って飛び出すというのが日課なのですが、それもあと2週間ちょい。その後の事は今考えるべきではないので考えない『振り』をしているのですが、自分でもそれが振りだとわかる以上、やっぱり駄目なんだろうな、と。

 今日は10人1席だったので結構のんびりと。ただしお客さんがかぶりまくりなので料理も器も総入れ替え。親方も冷蔵庫を開けた時点でメニューを決めると言う状況だったので何の打ち合わせもなく。とりあえず13時から17時までの4時間で7品の準備を仕掛けて休憩。18時半スタートだったので18時に再配置との事だったのですが……ここのところの睡眠不足がたたって18時25分まで寝ておりました。親方は私を寝かせたまま焼物の仕込みに入って、洗い場のお母さんが起こしに来てくれたというテイタラク。コタツ怖っ!!

 『仕事に浸かれ』という言葉があって。昨日どやされた中にも出てきた言葉なのですが、どうしても瞬間頭の中が転換する時があって。例えば今日ささがきゴボウをやっている時フッとある方の日記の話が浮かんだりして。……いや、55年体制が崩壊したお陰で今日の混乱があるんじゃなかろうか、とか。日本新党を見ている限り、『風さえ変わればすべてが変わる』という意見には同調できんしなぁ、などと。で、そんな上の空の時に怪我はする訳なのですが、フッと我に帰って頭の中で弄んでいた理屈はそっちにのけて目の前のゴボウに集中。
 思考が散らかるというか、そう言う所が昔から。だから盛り付けで平行や垂直が出ないんだろうな、と。そしてそれを親方に読まれている、と。

 今日の作業は大体支障なく。私が弱っているのに気がついてややこしい作業をさせてもらえなかったというのが実際かも。元々、私の担当範囲は盛付と構成らしいので、ともかく今はバリエーションと変化させる方法を覚えるのが基本で、包丁は二の次だったり。>諦められていると言った方が良いか(^^;ただ、私は弟と組むので包丁はもう弟任せにした方が良いだろうという話もあって。
 あとは如何に稼動し続ける事が出来るかというあたり。『良い歩兵は疲れないように歩く』という奴を体に叩きこめという状況。あとは流れに逆らわず、状況に体を乗っけて仕事を流していく訓練。今の所、私は考える所ではありませんので。精々やらなきゃならないのは例に組まれた盛付をどう言う順で組むかとか、今手持ちの材料をどれくらいで配分すれば数が取れるか見当を付けるとか。……あと二週間でやるのかorz

 中華ファミレスの厨房1年、駅弁屋の付場4ヶ月。少なくともこの2ヶ月は今までの経験よりは遥かに濃厚な経験なんだろうな、とも。

 ……戦場処女か。コンバットプルーフは獲得してるんかいな?大阪さんではないですが、自分では当初からすりゃずいぶんしっかりしてきたつもりなのですが、口に出すと歴戦の方々にゃ『ケツの青い新兵がいっぱしの口を叩くな』と指導を貰うんだろうなぁ。新兵にしても中古だけど!