屈辱?http://athens2004.goo.ne.jp/news/story/20040819/20040819_n827.html
柔道の選手がオリンピックでメダルを逃して『この屈辱、悔しさはいまだかつて味わったことがない。』と話したと言う。屈辱ってそういう風に使う単語だったっけか?とちょっと首をひねり気味に。試しにgooの辞書を引いてみると、
くつじょく【屈辱】 屈服させられて辱めを受けること。面目を失い恥ずかしい思いをすること。
とある。屈服かぁ……。
くっぷく 【屈服/屈伏】 相手の権力や力などに負けて服従すること。
確かに、力に負けているんだけれども、この場合の『力』と言うのはどちらかと言うと『暴力』を指すような気がします。『辱め』と言うのもどちらかと言うと不法な仕打ちを受けたと言うような印象があるんです。
その選手は1999年以来国際大会で負けたことが無いらしいんですが、何か、ジャイアニズムを感じるのは私だけなんでしょうか?
傲慢でいられる、自ら傲慢である事を宣言すると言う事は、その時点で日本人が古来から持っていた美徳と言うものを否定するんじゃないかな、と思うのです。
日本人は、古来。目立たず、謙虚に、恥を知りという美徳を持っていたように。
確かに、それが良いことかどうかという議論はあってしかるべしですが、私は少なくとも好みじゃあないなぁ。
もちろん、私の好みを人に押し付けようとする事そのものは傲慢なんですがね。