NHKを見ていたら。

 耳かきをしていると猫がじゃれつくのでTVのある部屋へ行ってTVを見ながら耳かき。
 ちょうどNHKのニュースで井上選手の試合の光景が流れていまして。あぁ、両方ともそりゃあ黒帯だわな、などと妙な所に感心しつつ。あんな記事を読んだ後だからどうしても相手選手に気持ちが行ってしまいます。んで、敗戦の弁。涙をうっすらと浮かべながら悔しさと申し訳なさを語る井上選手。なぜか頭の中では♪いつもがんばってるの知ってるよ〜一番悔しいくせに〜、と。
 あれ?謙虚じゃんか。むしろ日本の期待に押しつぶされたような感じだぞ。
 その後ちょっと試合が映ったのかな?確かに、硬いような感じが。
 楽しめとは言えんし、楽しんできましたと笑顔で言われりゃ首も傾げなきゃなのですが、あれ?印象が違う……。
 
 そういえば、以前石原都知事の発言をTBSが妙にゆがめて放送したことがありましたが、あれは編集で作り上げたんでしたよね。で、今回は共同の記者の抜き出し方だったのかな、と。

 サンデープロジェクトでしたか?小泉首相が出演して、いつもワン・センテンスの記者会見は言葉を知らないのかとつつかれた時、マスコミはどうせ一つの言葉を抜き出して、それを増幅して書く。ならば自分の本当に伝えたいセンテンスだけを語れば、それがそのまま伝わるはずだと言っていたのを思い出しました。
 マスコミの作り出す虚像に踊らされる市民。そして無気力無関心な若者。
 踊る阿呆に見る阿呆か。なら何もしないという選択肢もあって当然なんでしょうねぇ。