フルーツ牛乳と私

 最近の銭湯にはビン牛乳の自販機などというものが置かれていて、それはそれで楽しいのです。紙パック自販機のギミックもよいのですが、ビン牛乳のそれもなかなか。寂しいのは法律改正で『コーヒー牛乳』や『フルーツ牛乳』が無くなってしまった事でしょうか。
 『フルーツ』という表記の下には乳飲料という文字。キャップも変わりましたね。昔のような紙蓋ではなくビニールで、しかもシュリンクがかけてある。
 風呂好きの下戸にとって、やはり『牛乳』と『サイダー』は欠かせないものだと思うのです。
 サイダー。三ツ矢サイダーがやっぱりピカ1でしょうか?キリンレモンも好きではありますが、どうせならキリンレモン2050(だっけか?)。昔新田恵理さんがCMしてた奴なんですが、あれは結構好きだったのです。CMの影響だったのかも知れません。♪恋のリボンをほどいちゃだーめだめ。最近出てるキリンレモンの新顔も美味しいですね。あーと、やっぱり忘れられないのはサントリー炭酸少年。でも結局は三ツ矢サイダーに戻ってしまうのですよ。え?スプライト?んー。昔のは好きでしたね。
 そういえば、サイダーといえば平野水です。三ツ矢平野水。なんとも情緒のある言葉だと思いませんか?こういう単語が合う風景を書いて見たいなぁ、と。多分、そこは明治も暮れの夏の日。三つ揃えの老紳士がハンカチで汗を拭いつつ食堂に入っていきます。そこはもちろん上等な所ではありません。中では一膳飯を掻っ込む人夫なんかがいて、華ってのは店員の娘ぐらいなもんで。で、老紳士はテーブルに着き帽子を脱ぎながら娘に言うのです。
「お姉さん、平野水を一つ」
 『はいっ』という明るい返事にふわっと舞うエプロン。実はこの娘、老紳士の孫にあたりまして。遠い昔、若い板前と駆け落ちした娘が生んだ子なのです。で、両親が死んでしまって、その娘独りが残されたと風の噂で聞いて居ても立ってもいられなく、だからといって名乗り出るにも、と。
 そんなシチュエーションではどうでしょう?ベタ過ぎますか?そうですね。


 風呂上りはフラフラに。そしてそのまま歯医者に行って治療を受けたらヘロヘロで。夕飯の買出しに寄ったスーパーでは今にも倒れそうな自分に出会ってどうしようかと真剣に。
 帰ってきて、ご飯を炊くため米を洗い、吸水させてる間に横に。そのまま寝てしまい気がつくと8時。

 今日はそんな感じでした。ですからもう寝てしまおうかなぁ、と。
 そういえば、『ソーダファウンテン』っていうと、今残っているのは資生堂パーラー
 あー、上京したいなぁ。