家庭用ゲーム機の歴史

 三十路ともなれば、皆思い出になっていると思うのですが、はじめてファミコンの画面を見た衝撃はすさまじいものでした。それまで、家庭用ゲーム機といえば『テニス』や『ブロック崩し』、少し新しくなったもので『カセットビジョン』……その画面はあくまでも目に見えるドットで表現されていたものでした。そう、明和電機の『BITMAN』なんかがそのものです。あれはまさしく、『与作』です。
 そんな中、PCでも電波新聞社の『タイニーゼビウス』が話題になっていた頃、ファミコンはゲーセンにおいてあるゼビウスそのままの画面をテレビに映し出したのです。その驚きといったら、きっと今の子には想像付かないでしょう。そうですね、きっと初めて海を見た山の子の驚きのようなものだと言ったら、差別だと石を投げつけられるでしょうか?まぁ、そんな感じではないかと。
 マリオなど、ひげが判るのです。ディグダグはゴーグルをかけていましたし、テニスは、人が打ってましたよね?まぁ、そんな感じ。
 で、セガマークⅢ。セガの家庭用ゲーム機はそこそこだったのですが、ファミコンに対抗しうるものではなかった。でも、業界2位。その当時にはすでに『SEGA派』と呼ばれる人々が生まれていたような気がします。私はやったことが無いのですが…。
 スーファミ登場。F-ZEROはセンセーショナルでしたが、そういう意味においてはSEGAメガドライブファンタジーゾーンの方が私は引かれたものです。ただ、どっちも私は買いませんでしたが。 で、私が初めて買ったゲーム機というのが何を隠そうPC−Engine DUO。この頃はもうすでに私大学生でした。何をするか……もちろん『シュビビンマン』です。少数派でしょうねぇ。今はもう故人となってしまわれた『うらべ・すう』さんキャラデザのシュビビンマン。キャピ子の声に引っかかったんでしょう。ちなみに、PC-Engineはその当時主流だった16bitではなく、8bit機で家庭用ゲーム機初のCD-ROM媒体搭載可能機でした。……当初のPC-Enginはカード型のROMを差し込んで遊ぶというもので、後付でCD-ROMが登場しました。きっとあれはPC-88MCのCD-ROMだと友人達と話したものですが、真相はどうだったんでしょう?ちなみに、PC-88MCは後々笑いになるのです。
 えーと、バブル華やかし頃というのは、きっと頭の中も花が咲いてたんではないかと思うのですが、セガが対抗のメガCDを投入した頃、パイオニアレーザーディスクを媒体としたゲーム機を投入、松下は3DOを市場に展開しました。どちらについても、皆さんご存知の通りです。 
 失念していたわけではないのですが、SNKNEOGEOは100メガショック!と記憶している人も多いのでしょう。高くて手が出ませんでした。バンダイプレイディアはむしろ、ゲーム機というよりはマルチメディア機だったように思います。
 結局、この頃は面白いコンテンツがどれだけ提供できるか?という戦いだったわけで、NEC陣営のギャルゲーVSセガソニック・ザ・ヘッジホッグファンタシースターという戦いだったのかと。スーファミは当然ファイナルファンタジードラクエだったのでしょう。
 32bitマシン戦争。この当時、任天堂携帯用ゲーム機ゲームボーイに主力を置いていたように思います。で、32ビット戦争は新鋭・ソニーのプレステの圧勝でしたね。対抗はセガサターン。白より黒。32アイドルサタンちゃん。NECPC-FX大野まりなです。これが見たまんまPC-88MC。PC98やDOS/V用の拡張ボードとしてもPC-FXは存在していたのですが、声優ブームに乗り、NECはFXの市場流通量を超えるゲームソフトを売り上げたとか。この後、NECはハードより撤退、18禁ゲームのコンシューマー移植などを手がける独特な手法をとっていく訳ですね。
 で、任天堂NINTENDO64を投入。ポケモン頼みという事でしょうか?あんまりソフトが思いつきません。でもまぁ、携帯ゲームは独壇場ですよね。
 その後、ソニーPS2セガDCによる128ビット戦。どちらもDVD-ROMですね。ゲームキューブはなんでしたっけ?(ドリキャスGD-ROMセガの日経全面広告に吹き、『DVDデGAME!DVDデGAME!』というCMが今も耳に残っています。X-BOX鉄騎ぐらいしか知らないなぁ。
 結局、現在セガはコンシューマーから撤退していった訳ですが、光武やソニックPS2で走り回ってるのですね。結局、どこが勝ったんでしょう?代アニ?
 えーと、すいません。いまDC版AIR中古で買ってきました。インターチャネルなのね。きっと勝者はエンターブレインインターチャネルなんでしょう。あとメディアワークス
 
 明日は、パソコンでもグチグチやりましょうか?

 あー、AIR劇場版、見に行くかも知れん。DVD出たらきっと買ってしまう。それまでがんばって生きて行こうと思います。きっと、がイナックスほどアクドクハ無いと思いますから。

('04.9.19 『ファンタシースター』が『ファンタジースター』となっていたのを訂正。)