ダイエーの話

 別に孫氏が何言おうが知ったことではありません。ただ、神戸のBBスタジアムはどうすんだ?と思うだけで。
 で、ここでお話しするのはダイエーがバブル期のとった方策の話。
 昔。ダイエーの中内会長(当事)は『パートとアルバイトさえいればスーパーは動く』といいはなったそうで、社員無用論をぶち上げあちこちから脚光を浴びました。仕入れは本部のバイヤーが取り仕切り、メーカーの営業はバイヤーとの接触を一切禁じられたとか。これは想像なのですが、つまりはバイヤーが販売力を背景に取引条件(価格)を各メーカー営業に降ろし、その条件を飲めなきゃ別にいいですよ、というスタンスを取ったんじゃあないかなと思うのです。
 で、結果はご覧の通りです。いや、胸がスッとする位。
 スーパーや量販店の安値競争と言うのはつまり、影でメーカーが絞られているのだと思って間違いないのです。ここではあえて名前は伏せますが、青をイメージカラーにしているコンビニが日用品の搬入業者に対して物品を1円で納入するようにと指示し、結果公取に訴えられたのは記憶に新しい話です。
 メーカーを買い叩く。それはメーカーのコスト削減を要求し、結果リストラや無茶苦茶な品質管理を招きます。職人気質の古参や良心的な社員を駆逐し、結局はモラルハザードを起こしたり。売れればいい、売ったもん勝ち。それではどうかと。ちなみにリストラされたお父さんは家族を抱えている訳で、結局はお客さんの購買力をそいでいるのです。勝ち組負け組。負け組もお客さんです。お客さんを失った勝ち組は、結局負け組に転落します。そもそも、そういう発想自体が怪しい。儲かってるのは結局出版業界とコンサルタントだけなんじゃないでしょうか?あー、ブックオフは勝ち組ですから出版業界も負け組か。
 流通破壊、価格破壊。やった結果がデフレです。吉野家は牛丼が提供できなくなりましたし、マクドナルドはハンバーガーを前の値段に戻せません。どっかの偉いコンサルタントさんがマクドナルドのハンバーガー安値提供の秘密はセットメニューにあると言っていましたが、貧乏人はハンバーガーだけを買います。ジュースはコンビニやスーパーで買います。ポテトは我慢するのです。何でそんな簡単な理屈がわからんのか?
 モスバーガーは勝ち組?いやいや、モスはただ単にやり方を変えなかっただけでしょう。私はマクドナルドがどうなろうが、モスさえ残っていてくれればどうでもいいのです。吉野家豚丼を食べるのも好きです。殺伐としていない吉野家。明け方の吉野家で、のんびりと味噌汁をすすりつつ豚丼を食べるのもいいものですよ?勿論、豚鮭定食もいいですが。個人的には昼に食べる朝定と言うのをもう一度やりたいなぁ、と思うのですがね。


 今日はこの辺で。ちょっと頭が営業っぽくなってきましたぜ。

 うわっつ、夜詩さんとこhttp://www1.neweb.ne.jp/wb/yauta/write/write.htmのトップリンクにうちが!なんで2番目なん?もっと目立たない所に♪(うれしいのか、私)