福井の恥を世界に。http://www.fukuishimbun.co.jp/topics.php?code=7685

 寂しい話です。
 ある意味西川県政の目玉である民間出身の副知事が『不登校児は不良品だ』と発言したとか。県高教組の『企業論理を持ち込むな』という物言いもどうかと思うんですが、はてさて。
 不良品だと言うのであればそれは製造者の責任でしょうし、ならば我々はその責任を問われるべきだと思うのです。そういう意味で言ったんだったらまぁいいんですが、おおよそそういう意図は無いでしょう。昨日、池波正太郎さんの『男の作法』ISBN:4101156220、大人が子供の前で平気に不道徳を働く事を池波氏が暗沌と見ているというくだりがあったのですが、昭和50年代でそうであるならば、もうどうする事も出来ないんじゃないかなと。
 閑話休題。結局は、副知事も高教組も不登校という問題を他人事として認識しているんでしょう。少なくとも、自分たちにその責任は無いと見ている。責任を負うものが何も責任を負おうとしない。これすなわち無責任といいます。
 少子高齢化っていいますが、恐ろしくてこんな世の中に子供を作れますか?
 植木等の無責任男シリーズは皆がまじめだったから笑えたんであって、今じゃもう笑えんでしょうなぁ。

 そういえば、日本人という民族はそもそも無責任で怠け者だと某政党機関紙記者上がりのコメンテーターさんは仰っていました。いや、その言は至極ごもっとも。それを改善するのが教育なんですが、その教育を破壊したのはあなた方ではないですか?とちょっと尋ねてみたくなったり。
 あー、右翼学生がゼネコンに立てこもったって?何がしたいんだ、まったく。もうちょっと頭を働かさないものですかね。
 イデオロギーってのは、結局自分の行動を正当化するのに都合のいい道具なんでしょうな。仕事したくないから革命運動。人を叩きたいから右翼活動。女子学生が死んだのは、何も機動隊だけの責任ではないでしょうし。