えーと、あれだね

 どうしましょうねぇ。

 朝起きてシャワーをあびで家を出てコンビニで買う朝飯のパン。
 会議出て伝票打ちつつ内線で呼び出されては手が止まるなり。
 得意先、何を話そう何言おう、車の中でふっと空見る。

 朝ぐずってた空も昼からは晴れて、車の中が暑い暑い。背広を脱いで、冷房をかけつつ電話で在庫を確認しながら発注を依頼したり商品の発送を依頼したり。訪問した得意先では発伝ミスが判明し、怒られる事も無く事が終わったり。何よりこういう状況が辛いのです。怒られないという事は期待もされていないという事で、つまりは相手にしてもらってないという事で。ねぇ。

 最初の3ヶ月が辛い事ぐらいは知っています。その間に、得意な先を見つけてそこで生き延びて行くのです。そういう営業なのですよ。本当はそんなんじゃいかんのですがね。でもまぁ、得手不得手はありますってば。

 ふにゃふにゃと会社に帰ると商管部長から励まされ。『基本的なことだけいまは出来てりゃいいんだ。必要な商品を必要な数もってきゃいいんだよ』ごめんなさい、部長。出来てません。


 自分探しの旅か。そんな物はべつに外国でするもんではないだろうに。今ここでも出来ますって。