少しだけ、少しだけ。

 みんなが少しだけ幸せなら、いいなと。

 大きな幸せってのはもう、今の私らには実感できなくなってるんじゃないかと思うのです。
 なんといっても、どう考えていても今の私たちの生活ってのは恵まれているし、幸せなんだと思う。車にも乗ってますし、喰うものの心配もない。寒さに震える事もないし、命の不安なんてのもそんなに感じませんし。

 あるのは、まぁ、未来に対する不安ぐらいなもんで……。
 年金なんてのは、もう当てになりませんし。大体政治に何を期待すればいいのか?今の仕事だって来年やってるかどうか。
 確かに、これってば根幹な問題なんですが、まー、明日の朝ごはんには関係ない話で。

 先を見ろって言われたってねぇ。選択肢が自民か民主しかないんじゃあ、盆カレーか括れカレーか好きなほうを選べって言われてるようなもんで。大差ないやん、と。

 あれれ?愚痴になってますね。
 ともかくあれですわ。せめて少しだけの幸せが、明日ありますように。
 そう祈りながら。


 昔、『誰もいない街』って話を書いていたことが。どうもあれらはショートショートというよりもプロップみたいなもんだったなぁ、と。
 青い光の中で、実験都市、勲章。もう一編あわせて4部作だったんですな。お話自体は、世界戦争の中、制御不能になった細菌兵器で人類が殆ど滅びたと言う話で。生き残った者は他に生き残りがいないかとウロウロすると言う。青い〜は実は『飛ぶ教室』の一シーンとマクロスの劇場版でミンメイを失って一人帰ってきた輝がミンメイの映像を見たシーンから。実験都市はロボットの反乱ネタですし、勲章は……これはあんまり元ネタなかったんじゃないかと。勲章についてはもうちょっと練りこんだテロップを組んでますので近い将来もう一度書いてみようかと思ってんですよ。しかし、こんなネタ何人わかるんだ?

 さて、明日も仕事です。寝ゆ。