さて、先々の事も少しずつ。

 結局自分は何がしたいのか?一番最初の会社を辞めたとき、ずいぶんと悩んだような気がします。ただ、あの時も答えが出なかったなぁ、と思い出すばかりで。2番目の会社に入ったのは、理科から離れたくなかったから。今の会社に入ったのは、とにかく稼がなきゃならないと言う気持ちで。
 生物学は、それこそ趣味で空を舞う白鷺を眺めているだけでも色々思うことも出来ますし、それで食っていく道は三十路ともなってしまえば無いだろう、と。今更マスターやドクターに行ったところで、それはそれで昔で言う五十の手習い。その後に続いていくもんではない。

 尊敬していた酒井弥先生はもうお亡くなりになってしまいましたし。

 だとすれば、手元に残っているのはこのあやふやな文章の道と食べ物屋の道なんだけれども、元もないですしね。食べ物にしても、文章にしても。中途半端な気持ちでどうにかなるものでもないし、そもそもそんなセンスが私にあるのか?

 世に問うていない。ジョブナイルが1冊出ただけで作家先生気取りになった人ってのも見てますし、仕方ないから食い物屋でもやるか、とはじめて首をくくった話も良く聞きますし。一度死ぬつもりになった身ではありますが嫁さんの事を考えると身動きも取れないと言うのも正直なところで。

 あー、四の五の言っててもしゃーねーわ!!とにかく今からなんか書こ!
 きっと誰かに送りつけます。それは身の不幸と思って読み流してください。