宇宙戦争モノ・特務艦『わかな』

 
 日本連邦宇宙軍所属。現在は特命を受けて駆逐艦から特務艦に転籍、航路保安局と日本州軍、連邦宇宙軍の合同実験部隊に供出されている。宇宙軍在籍中は日本連邦第6星系地方隊に所属し、主に哨戒任務・海賊討伐任務についていた。
 
 日本連邦初の『ルナドライブ魚雷』搭載艦である『くすのき』級16番艦として建造された『わかな』はその主兵装である『ルナドライブ魚雷』の他に小型戦闘艇4を搭載する事が出来*1、特に『改』級と称される事もあるが、『わかな』は『くすのき』級に無理やり戦闘艇発着ベイを取り付けたという存在であり運用成績も悪く、それそのものが試験艦的な存在であった。実際日本連邦宇宙軍はそれ以降より本格的な小型艇搭載型駆逐艦である『せりな』*2級を就役させており、順次『くすのき』級は『せりな』級との入れ替えが行われている。

   乗員  :220名(最小2名で操艦可能)
   主機  :ルナマイト機関(8000トン級)
   動力  :トカマク型核融合炉 6000kW×2
   兵装  :重力推進魚雷発射管 ×6(艦首に集中配備)
        荷電粒子砲     ×1(軸線砲)
        連装127mmレールガン ×4(可動式砲塔・軸線に向け各面に4基配置)
        大出力レーザー砲  ×8(両舷に4基ずつ固定配置)
        近接防衛用バルカン砲×4

*1:『くすのき』級は連絡・哨戒用小型艇2を搭載。『わかな』はこの格納ベイを拡張した形で小型戦闘艇4の格納スペースを作り出している

*2:名前に『な』が付く事から『せりな』は『わかな』の姉妹艦であるという捉え方も出来る