遺伝モデルシミュレーション

 学生時代、レポートに『ランダムウォーク・シミュレーション』と言うのを作って出した事があります。『ランダムウォーク』とは『酔歩』と訳され、往時の酔っ払ったお父さんがお土産の寿司折り片手に千鳥足であちらへフラフラー、こちらへフラフラーと歩いていく姿を指すのですが、微生物の行動もそれに類似しており、水中をあっちへフラリ、こっちへフラリと泳いでいくのが顕微鏡下で観察されるそうです。なぜ伝聞なのかと言うと、私は菌類を研究対象にしていましたもので、見たことが無いからなのですが、ともかく彼らはそう動くそうで。その理由は目が無いから。生物が行動すると言うのはすなわち摂食行動の為である訳なのですが、バクテリアはその目標物がどこにあるかを3次元的に認識する事は出来ず、ある点の濃度を記憶し、移動した先での濃度が高くなったか低くなったかで自分が目的地に近づいたのかどうかを認識するんだそうで、この際近づいた場合どう行動するか(そのまま直進するのか、方向転換するのか)は遺伝子上である程度決められているんだとか。
 で、酔歩シミュレーションはその辺りをモデル化してどのモデルが一番優れているかを出してみたというものだったのです。当時はクロックが16MHzとか、そんなPCで言語もN88(86)BASICでしたし、まぁ、時間がかかったのなんの。

 そして今。言語を覚えようとしているのはこの辺りをもう一度やってみようと言うのがあるからなのです。今回やろうと思っているのは生物が多様性を獲得していくかどうかと言うシミュレーションで、各個体にいくらかの遺伝子を持たせ、それが自己複製時遺伝子にいくらかの変異が起きると言うシミュレーションで。実はこれ、大学卒業当初からやってみたかったのですが中々日々の仕事に追われてやれなかったりもして。後一ヶ月で訓練も終わり、その後は仕事を探して東奔西走せねばならんのでしょうが、あがいた所で、世の理が変わる訳でもなく。

 
 文章の方も、趣味と決めたからにはそれなりにかかなの、と。今までは抜く所も抜かずに来てこうなった訳で。抜く所を今のうちに作っておかなきゃ元の木阿弥だろうなと。


 悩んでいるのは就職の事。実家の方は今はしばらく何も行動しないと言う風で、ならばやはり私はどこか勤めに出なきゃあならんなと。受けてるのは情報系の訓練ですが、情報系へ行くのもきついなと。で、飲食系に進もうと思っているのですが、総菜屋さんとダイニング、どちらが向いてるんやろうかと悩んでおります。私がやりたいのは総菜屋さんなのですが、実家の方は結局ダイニングに思考するんじゃあないかと。父親がやや捨て鉢になりかけているのが気になる所でもあるのですが、はてさてどう動こうかな、などと。明日は出頭日なのでまた相談です。もちろん受けてもあっちが『や』って言えばそこまで。やってみてから考えたもんかなぁ、とも。ただ、板場にならなかった理由には酔っ払いの相手が嫌いってのもあるのです。実は。


 しかし、金も無いのにギャルゲ予約しちゃったのは嫁さんには秘密♪もちろん竹井10日先生の小説を予約したのも、なのですが。