福島第一原発1号機についての個人的なメモ。 その3/被爆と被曝編集

 被爆については1次/2次被爆、被曝は外部/内部被曝とがある。
 『被爆』は爆撃を受けた……つまり爆弾を受けたという意味となり、『被曝』は放射線に曝(さら)されたと言う意味となる。


1)1次被爆と2次被爆
 核爆発を受けた際の区分

    a)1次被爆
      核爆発によって放出された放射線を受けて被爆した状況

    b)2次被爆
      核爆発によって発生・撒き散らされた放射性物質が放出する放射線を受けて被爆した状況


2)外部被曝内部被曝
 線源(放射性物質など)がどこにあるかでの区分

     a)外部被爆
      線源が外部にある被爆 
      除洗などを行う事で除去できる
      線源から離れたり、除洗したりする事で解消できるためその影響は短期的     
 
     b)内部被爆
      体内被曝
      線源が含まれた空気や食物、水を摂取することによって発生する
      放射線物質が体内組織に取り込まれ、長期的に影響を受ける



 現状で問題とされるのは内部被曝の回避と言う事になる。
 放射線測定は環境中に放射性物質が放出されたか否かと言うチェックであり、放射性物質が環境中に存在するか否かを調べるには微量元素検出装置などで調べる必要がある。(放射線が観測されるのと放射性物質が存在するのとは厳密的な意味では等価でない)
 とはいえ、現実的にはその食べ物・空気などが汚染されているか否かを知るには放射線測定を行う事が簡易であるのだけれども、そもそもガイガーカウンターなどの放射線測定装置は広く一般に普及していると言うものではない。
 具体的に取れる行動としては放射性物質に汚染された地域で採れた作物などを回避する等の対策しか取れない訳ではあるが、そもそもその土地が汚染されているか否かは遠隔地である場合判別不明であり公的機関等の発表を信じるしかない。
 
 現状において、福島第一・第二原発周囲20km以外は汚染されていないと考えてよい。