福島第一原発3号機で水素爆発 2011年03月14日12:39

 先ほど起きまして、TVをつけた所表題状況が発生したとの報道が流れております。

 1号機に続き、3号機でも水素爆発が発生、放射線量、原子炉水位等のパラメータなどから現時点においては格納容器の健全性は保たれていると推測できるとの事。もちろんこの後状況は変わっていく可能性があるかとも思われます。

 水素爆発の可能性は昨日より認識されていた訳で、ある程度はそうなる事がわかっていた事ではありますが、実際問題として『起こったか』と言う気分はあります。

 また、現時点において怪我3名、7名の行方不明者(関係会社社員1名・自衛隊員6名)が出ておりますが、この方々のご無事を祈るばかりです。……7名の所在確認、怪我6人となりました。



 さて。
 
 現状において想定される被害(放射性物質等の環境中への拡散範囲)はアメリカ・スリーマイル島原発事故に類似していると言えます。
 炉心溶融事故は過去2回、上記スリーマイル島チェルノブイリで発生している訳なのですが、前者が原子炉が緊急停止(スクラム)した後に冷却出来なかった事により発生した事故であるのに対し、後者は原子炉を暴走させてしまった事により発生した事故であるといえます。
 もちろん、水素爆発が発生したという事においては後者に類似しているという議論はありますが、今だ圧力容器・格納容器が健全である事、原子炉は未臨界状態にあるという2点において、これとは話が違うと言えるかと思います。


 国及び電力会社は原発を推進するものであり、マスコミはその両者から利益を得ているものであるからそれらが流す発表は信じられないという立場より、現在2基の原発が格納容器・圧力容器が破損して大規模に放射性物質が環境中に放出されていると主張する方もおられますが、この判断においては各位ご自分でされますよう。

 私は国と東電発表を信じます。