(メモ・mixiでも併記)都の水道水より基準以上のヨウ素検出の報に触

 都の水道水から基準値を上回る放射性ヨウ素という報を聞き、肝を潰したきょくせんです、こんばんは。
 給水地域には子どもさんが生まれたばかりのマイミクさんと古いなじみ(友人といっていいかな?)がおりますもので、どうなんだろうと帰ってきてから色々調べてみたのですが、とりあえず大人には大丈夫かな? という印象です。この報道で首都圏のコンビニから飲料が消えたという話も聞いております。さぁ、どうなるんだろう、とも。

 今回のヨウ素が3号機爆発の時に放出されたヨウ素が、ここしばらくの雨で流れたものであるとしたならば、しばらくすればその値も下がって行くものとは思うのですけれども、集団ヒステリーにまで発展してしまうともうてがつけられないよなぁ、と思います。
 できれば、凡そ問題の無さそうな大人は水道水で我慢して、軟水等は乳幼児をお持ちの家庭に廻して差し上げていただきたいとは思うのですが、うん。



 多分供給を東北に優先しているからだと思うのだけど、福井でもミネラルウォーターって手に入んないんですよね。いろはすなんかの500mlは普通にありますけど。

 
 さて。
 問題のヨウ素ですが、多分煮沸やろ過ではどーにもならんと思います。
 一部超純水へ加工して〜と言う話も聞かれましたが、あれは蒸留水を逆浸透膜通した上にも一度ろ過をかけるというもので、十中八九ご家庭では製造不能です。
 で、現状のレベルであれば、凡そ大人は大丈夫。お子さんにも問題ないとは思うんですが、気分の問題もあるかと思いますので無理強いはしませんし、私も多分子どもがいれば飲ませないだろうな、と思います。

 今回、東京都は供給地域の乳児向けに飲料水を配布するという事で、当座これで凌げればと思うのですけれども、今回の事で恒久的にミネラルウォーターを飲むようになる層が発生してくるかと思うので、当分はミネラルウォーターが手に入らない状況は続くかと思います。


 以上、何の救いにもならない話ではありますが、もう少し考え込んで見ますね。
 というのは、内部被曝に関する研究というのはほとんど存在せず、今存在するのは急性被曝に関する健康/生命被害に関するものばかりなのですね。ですので、長期間にわたり低エネルギーの被曝を続けた結果人体がどうなるかという研究は存在しないのです。
 放射性物質を遺伝子変異原と考えるのであれば、他の変異原に関する研究も飲用できそうなのですが、放射性物質が出す放射線、特に低エネルギーのそれは変異原としてどれほど深刻なのか? 真核生物の遺伝子が持つ堅牢性を越えてそれを変異させる事が出来るのか、というあたり、個人的にはまったく確証がないのです。
 ならば放射線そのものが持つ危害性……細胞内組織を直接破壊したり、活性酸素を発生させてそれを助長したりという辺りもまた同じ。
 ただ、現在問題とされているヨウ素セシウムについて、特にヨウ素は臓器選択性……甲状腺に蓄積し、小児における甲状腺がんの発症率を増加させるという話はやはり無視できませんが、セシウムはどうなんかなぁ、とも。セシウムはカルシウムと同じ振る舞いをするというのですが、これが選択的にどこかの臓器に蓄積するとも思えないもので…・・・いやお前骨があるじゃないかと言われそうですが、ならばその対象範囲は広いですし、そもそもカルシウムはそれ以外に多くの細胞で電気的シグナルやその他に利用される為、人体の広範囲に存在するのでそれがそれ即でどうにかなる気もしないのです。生物学的半減期、という話もありますしね。

 ともま、今回問題になるのはヨウ素という事になるのですが、成長ホルモンがそれほど活発に生産されていない大人はさほどの心配も要らないと思いますし、小児においても重篤な問題に発展することはないのではないか。乳児については都のお話通り、控えた方がよろしいかとも思うのですが、他の飲み物がない場合、湯冷ましにして飲ませることは他のリスクを考えた場合
飲ませるべきあろうと思います。


 所で、Twitterの方でヨウ素剤に関するお話が出ておりましたのでメモ的に。
http://kokai-gen.org/information/6_015-1-1y.html
 私もまだ精読しておりませんので、そのあたりは近日中に出来ればとも思い