ストーリーについて。

 昔から司系が好きで読んでたんですが、心の中で私はいぶきのぶたかさん、早瀬たくみさん、よりちかびびるさん、時坂夢戯さんを80年代の司の四天王と呼んでおります。
 それはさておき、手に取ったのは『プライベートゲーム』といういぶきのぶたかさんの本なのですが、その中に『MIYA!』という話が出てきます。これは仕事に疲れたイラストレーターが夜の公園で少女に出会う話なのですが、これを読んで……、
「あー、『月夜の晩に』って、これだ」
 と。昔、草の根BBSで『月夜の晩に』と言う題名のショートショートを書いたのですが、それは残業帰りの会社員が公園で不思議な女の子に出会うと言う話で、確かにその時にはこの『MIYA!』のイメージが頭の中にあったのです。出来れば両方読んでいただくとわかりやすいのですが、まず『プライベートゲーム』はそれこそブックオフの100円コーナーぐらいにしか流通在庫は無いでしょうし、私の『月夜の晩に』は栃木県・ふぁみりーネットのDuke様のPCの中か、今はもう懐かしいぴゅあ・ネット、PANIC・BBS辺りにしかない筈なのです。うちはX68の中にあったのですが、もうHDDが起動しませんので読めません(^^;
 それはともかく、『月夜の晩に』は『頭痛が痛い』と馬鹿にされながらもそれなりに手ごたえのあった話だったので、嬉しかったのですが、あー、オリジナルでは無かったんな、と自分でも再発見してしまって。
 実は某大の文芸部が前出の『グランドバンク』収録の短編を小説化したものをオリジナルと称してネット上で公開していたのを注意した事があったのですが、何のこた無い、俺も同じやんか、と、今度はこっちが後悔する羽目に。

 開き直ってしまえば、そういうのもありなのかな?とも。お約束、と言われるものとは違うのですが、切り口さえ変えて見せれば良いのか?とも。……そうでもないか。
 なんとなく、鈴木みそさんの『あんたっちゃぶる』に出てきたゲームの企画の話を思い出していました。

 ただ、真似る事はお話作りの上達の道ともいいますし、『月夜の晩に』はもう一度リメイクしてみようかと。あれは水緒シリーズの原点ですし。


 で、結局なんだかんだと105円5冊で525円。mixiで叩きまわされるのを覚悟しつつスーパー銭湯へ。
 ……車がいっぱいあるなぁ。人がいっぱいいるのはやだなぁ、などと思いつつ、ただみずおちの冷たさはたまらなく、覚悟を決めて入りました。昔から銭湯は好きだったのですが……正確には物心ついた頃住んでいた借家にはお風呂が無く、銭湯通いであったため、子どもの時分から大きな湯船につかる楽しみというのを知ってしまっていて。券が無ければちょっと遠いんですが早めの時間に『たきの湯』へ行くのですが……。

 中に入ってみると、ロビーにもそんなに人がおらず、じゃあ何でこんなに駐車が?とは思ったのですが、きっと皆女湯だという事でタダ券を出して男湯へ。やっぱり空いてました。