最近は

 インターネットラジオラジオNIKKEI(旧ラジオたんぱ)なんぞを聞いているのですが、先物取引市場とか原油価格とか経済指標とか。色々聞いているとやはり先行きが不安になるばかり。あるアナリストの分析では円安が進行し最終的にはレアメタルなんかを買えなくなるのではないか、とか。現在はインフレ傾向の第一段階で現実に原料が高騰しているんだとか。次に来る段階ではその原料高騰が商品価格に反映され生活者に直接影響が出る局面に移る可能性があるんだとか。物が高くなれば人は物を買わなくなりますし、そうすれば今度は会社が潰れる。また、インフレは必然的に金利上昇を招き、為替相場で円が暴落、最終的には物を作りたくても原料が買えなくなり、工業国である我が国は首が回らなくなるだろうと。……それってつまり日中戦争勃発の時のシナリオじゃないかと。あの時は市場だったアメリカが恐慌で物が売れなくなり、金が回らなくなって失業者があふれ、その結果活路を求めて中国侵攻が行われた訳で。

 勝ち組負け組と騒いでいる間はまだ幸せなのでしょう。勝ち組は、勝ち残り負け組だらけになった市場で誰に物を売るつもりなのか?ゲーム理論にそういうのがあったな、と。
 卸を買い叩いていた小売は経営合理化の結果統合してしまった卸とは価格交渉なんぞ出来なくなる訳で。じゃあメーカー直取で良いじゃないかという説もありますが、その在庫はどうするんで?小売でも生き残るのは結局大型量販店のみ。ただ、そこには失業した小規模小売業者やリストラされた流通業者社員しかいない訳で。誰が物を買うのでしょう。それが現状のデフレですわな。

 インフレの原因はやはり国債にあるんだとか。新幹線いらないから未来をよこせと。