角を矯めて牛を殺す
昨日届いた投げ込みタウン誌には郵政民営化に反対した福井選出の衆議院議員のPRパンフが挟まれていて、悲願だった北陸新幹線・福井駅の予算獲得に尽力したとありまして、そのタウン誌には９/４ないし９/１１と日付を設定された『出口調査』のバイト募集が。割りも良いので行ってみるかとふと思ったのですが、いよいよかと思っていて今日。
訓練所での座学の休憩時、メールを開くとニュース速報で解散の二文字。いやはや、楽しいことになったなと。
やると言っていた人に対してやるように仕向けておいて、やるのはおかしいと文句をつけるのは筋違い。自分たちの選んだ親方と意見が合わないのであれば、辞表を出すのが筋ではないかと。それを不当解雇だと騒ぐのはどっかのなにかにさも似たり。
チャンネルを回すと衆議解散記者会見で出た質問が『靖国参拝するのか否か』。今なぜそれを聞きたいのか？もっと聞くべきことがあるのではないのか？それ以外に質問が無いのか？人口無能でもそんな間抜けはしないのではないかと。あぁ、天然無能なのか。ならば止む無し。出来ればどこの記者か知りたかったな、と思う訳で。朝鮮日報か新華社か？外国人記者クラブの会見だったのか？まぁ、どうでもいいかとも。
本当は、今日は『宇宙賃貸サルガッ荘』の話を書こうと思ったのですが、それも多分他者批判になって不愉快なものになること請け合いで。何でエヴァと絡めて批評しますか？ＳＦ読めよ、馬鹿ではないかと言う論調になる予定だったのですが、まぁ、それはそれでもうどうでも良いかと。ただ、宇宙賃貸サルガッ荘 5 (5) Gファンタジーコミックスは良作であろうと思うのです。
閑話休題。
はてさて、床屋政談趣味としては面白い状況になったなと。
分裂選挙やむなしと選挙戦突入を決断した自民党総裁。当然離反者は公認しないと言う話になる訳ですが、私たちは自民党を誰よりも愛していると叫ぶ３７人。後１０人いれば討ち入りにもなったのですが、３年後（？）の参院選では今日反対票を投じた議員らも公認されないのでしょうから数はどっと増えるはずで。
気を吐くのは民主党。改革を叫びますが実態は見えず。お家芸のマニュフェストも今回は実現可能なものを出さなければ次に続かないでしょうし、そもそも公務員法を知らなかったキャリア出身の代表や未納したのは厚生省のせいだと叫んでみたものの、その時厚生大臣をやってたお遍路さん経験者で構成された党に改革なんぞ出来るのかと。日本新党の悪夢がよぎります。
共産党は端から『野党らしい野党を！』と自分のポジションを明確にしていますから帰って清々しく。
公明党は選挙協力などこんな状況では出来ないと言い放ちましたし、それはそれで予測どおり。自民と無所属離反議員が共倒れする中、民主を蹴落とすには公明党が独自候補と組織戦を行うしかないのでしょう。
離反参議が生き残れる道は自民の野党転落。民主党は果たして政権政党足りえるのか？公明党はどう動くのか。今回の選挙はそのあたりが見所なのだろうな、と。
私は北陸新幹線反対と言った候補に票を入れようかと。
森派が崩れれば金沢以西延伸も危ないでしょうし、そもそも福井まで来た所でその新幹線が大阪まで延びるような事はまず今世紀中には無理ではないかと。若狭湾高速道路と小浜線電化、敦賀までの直流化で福井は十分だろうと思うのです。北陸線の第３セクター化なんぞ悪夢以外の何者でもなく、仮に可能であったとしてもその代償として福井は越美北線を失う訳で。富山は氷見線、石川は七尾線が廃線の危機というか、ＪＲ西は大喜びで手放すことでしょうからそのあたりの算段が出来ているのか？当時金があった実力者が建設予定地を買い占めて塩漬けになった資産を回収したいだけならもっと他所を当たれと。お前さんがた原発で充分儲けたろと。そのおかげで福井が京都から『原発誘致しやがって』などと叩かれてんだからもういいだろうと。福井空港で粘った挙句、滑走路の修繕費を陳情しても『あれ？大規模空港にするんですから修繕なんかいらないでしょ？』とあしらわれたり、福井新港に税関が無い為福井市街に電波が入ってこないテレビ局に『釣り堀〜釣り堀〜』とネタにされまくったのが懲りてないのかと。
某民放の新幹線推進キャンペーン。園児に『新幹線ほしい』と言わせて見たり大阪に頻繁に通うと言うビジネスマンに『新幹線があると便利になるね』と言わせて見たり。子どもを政具に使うな。ＩＴ革命と叫ばれて久しい昨今にそんなに移動費をかける会社なんぞ潰れてしまえと。２０分の時間短縮の為に県を再建団体に落とし込みたいのかと。それはまぁ、『地下駐ゲットだぜ』と暢気な横断幕をかけて県に駐車場を作らせて売り上げだけではなく本当の地盤沈下*1を招いた福井市中央商店街*2にも言いたい所ではありますが、まぁ、それも余談。
どう考えても、ろくな結果にゃあならないなぁ、と。
一時１１２円まで進んだ円安が今１１１円半ばまで戻っているのが世界がいかに日本の政治に期待していないかがわかるってもんで。
サキさんと聞くと、「これから先のことはわからないのサキ」のサキさんを真っ先に思い出すのは歳を取った証拠でありましょうね。あぁ、胃が痛い。
