マクロス世代

 そんな単語があるかどうだかわかりませんが、子どもの頃、楽しみにしていたアニメはマクロスとヤマトで。

 巨人族と人類が和解してしばらく。マイクローン装置を保有する街は反共和派巨人族の攻撃対象になると言う事で主人公たちはその装置を回収に向かったのですが、そこで出会ったのがヒロインの兄さん。彼はアイドルになった妹のマネジメントをしながらその日のコンサートの為その町へとやってきたのですが、実は筋金入りの反戦論者。正確には軍隊嫌いでしたか?とにもかくにも彼はマイクローン装置の回収に反対する市民の先頭に立って主人公たちを排除しようと声をあげた訳です。で、主人公たちは一時撤退を余儀なくされた訳ですがそこに反共和派来襲。主人公たちの抵抗虚しくマイクローン装置は奪われ、街は壊滅的打撃を受けた訳で。で、ヒロインの兄は言います。『コンサートが出来ない。こんな街に用は無い』

 うろ覚えなんですが、好きな回で。
 私は昔から、評論家と夢想家、煽動家が大っ嫌いでして。うだうだ言うならまず手を動かせ。人の事をとやかく言うならお前がやって見せてみ?という性質でして、不器用だわなぁ、と思う事もしばしば。これももって生まれた宿業なのでしょうからそれはそれで付き合っていかなきゃいけないんですがね。

 ガンダムは、見られなかったんですよ。時間的に。平日の4時ごろやってたってのと、あの頃から禁テレビデーとか、そういう運動がありましたし。今でもやってるんやろか?テレビを見ると頭が悪くなるから見るなって運動。そういえば、魚の骨をコーラやオレンジジュースの中につけて、溶けていくのを見せて『砂糖がたくさん入っている飲み物は歯や果てには骨に良くない』って実験とか。今考えるとあまりにも根拠が無いなぁ、と。炭酸水やオレンジジュースはそもそも酸性で、カルシウムは酸に溶ける。中学校ぐらいになれば理屈も分かってくるんですが、三十で歯槽膿漏になった人間が大きな顔で言うネタでもないな、と。