ここから10年

 それぐらいには自家菜園を持つホテルを持ちたいと思っています。出来ればコンチネンタルスタイルの滞在型。和風旅館でもいいですし、農家風でもかまわないのですが、一応当面の目標。
 その為にはとにかく金を稼がなきゃあなりません。その為に私は実家の計画に乗る事にしたのですが、中々これが進まない。計画起草から8年、前の店を休業してからもう5ヶ月が経とうとしているのですが、親方の目にかなう物件は出てきません。そもそも、物件を見てから業態を考えるという方法を取るとの事なので、決まるはずが無いのかも知れないのです……。雪が降り、多分動きはさらに鈍くなるのでしょう。今朝見た夢では開業は8月19日との事でした。それが正夢になってしまっては多分家も実家も干上がってかっらからになっています。
 とりあえず、バイトに出ようかと思うのです。
 研修云々を理由に動いていなかった事。取らぬ狸の皮算用で投資なんかもしている現状。さっさと探さねばならないのですが、やはりネックは雪。普段20分で行く先へ40分かかるのが降雪時で、そうなると夜の仕事はいけねぇな、とか。あと、実家がもし立ち上がった場合、即応しなけりゃならないでしょうからその辺りをどうするか?

 考えている余裕は無いのですがね。


 価格破壊。
 今まで120円だったものが100円で買えるというのはどこかに何かあるんでは無いかと不思議に思わなかったんだよな?と。構造偽造問題のニュースを聞くたびに思うのですが、『安いものには訳がある』というのは確かに事実だなぁ、と。ただ、業者側の不正を買い手は事前に知り得ない訳で、その建築監査すら嘘つきではもはや何を信じればいいのか?
 アメリカ産牛肉が年末市場に入ってくるとか。国内でもBSEは発生している訳ですし、そもそも危険部位たるモツを好んで食べている日本人はなぜアメリカ牛に拒否反応を起こすのか?いまさら感もあるのですが、そんな事言っていては時流に反するのでしょうか?
 米。アメリカはWTOで農産物の関税を下げさせるように働きかけているのだとか。自ら競争激化を引き起こしてどうするんだろうと。日本には中国産やアメリカ産のコメが流入し、農村は破壊されるとの事。『安さこそ正義!』と叫ぶ農家は集団営農でコスト削減をはかり輸入米に対抗しようとするそうですが、品質向上策では駄目なのかな?と。

 一部の上流と多数の下流に別れていくだろうといわれる日本。自分は大丈夫だという根拠無き自信から年功序列で今の位置にいる経営陣が言うまま能力主義人事制へ移行するのを承諾する労組。御用組合と揶揄されますが、組合は組合で構成員の減少に泣くんだとか。やってる事が職場改善ではなく単なる政治活動では誰も興味など持たないでしょうし、御用組合に払う金など無いというのが一般社員の気分でもありましょうし。それが資本家を肥え太らせるのだと言われてもねぇ。業務のコアは派遣さん頼りで正社員は管理が仕事ではそこの経営資産というのは一体どこにあるのか?文系万歳でモノつくりが出来るかよ。S○NYの凋落しかり、職人不在というのは結局日本社会を破壊する以外の何物でもないと思うのですがね。

 ローコストオペレーションで効率化。熟練工不在でも回せる工場。で、製造は中国へ移行。育った人材は中国企業にどんどん吸い取られて結局日本はどん詰まり。親方曰く、『台湾でも韓国でもブラジルでも日本人は裸にされて帰ってきたのにまだ気がつかないのか?』と。今度はASEAN回帰ですよ?お父さん。