行く川の流れ、散る桜。

 そんな絵を見ながら思うのはやはりこの先の事であったり。

 考えても仕方ない事なんだろうな、と思いつつもやはり10年先、20年先を思ってしまうのは悪い癖で。今は明日明後日の事を考えなければならない状況なのですから、そちらを優先すべきなのですが……。
 
 とりあえずは明後日から2ヶ月間は倉庫の住人に戻る訳で。その間に店が動くかどうかもまだまだ不明。実家自体も車検を向かえる車を潰したり、最後の定期を解約したりでそれこそ瀬戸際まで来た訳なのですが、親方はまだ粘るような風。不動産屋さんも大家さんも、みんな色々かかっている事なのでこちらの思い通りには行かない。そりゃそうだ、と。向こうは高く売りたい・貸したい。こちらは安く買いたい・借りたい。難しい所です。

 状況がはじまればその中で必至になるしかない訳で。少なくともこの8年はそうして来た。それで失ったものは大きかったですが、だから得られたものもある。それは確かに真実で。

 ダンボール3箱の本が今日、飛脚の人に持っていかれました。多分二束三文。買った時には一財産でしたが、そういうものなんだろうな、と。

 今日は黄砂が降りました。花も少しは咲きました。覚悟もそれなり出来ました。うっかり腰を傷めた様な、そんな不安もありますが。


 羅針盤は欲しいですね、やっぱり。北極星といった方が良いのか?そんな気分の夜更けです。