夜詩さんの所から情報過多が作り出す「Level1飛空艇」症候群

1月2月と板前修行に出てた時親方から言われたのが、『調べるな。調べると知ったつもりになる。知ってても出来ないのだから、調べる暇があったら見て見たままやれ。そしてそのやった事を頭の中で反芻しろ』と言う事でした。仕事へ行く途中も『着いてから何をするか想像しておけ。で、手順をちゃんと頭の中で組んで置け。最近の若いもんはそれをせず手ぶらで板場に立ってそこから考えるから一歩遅れる。朝起きた時、布団の中でまず仕事場についた時何をするのか考えていなければ話にならん』とも言われました。

営業をやってる時、どうしてもしたかった事は一番売れているセールスさんに一日同行させてもらう事だったんですよね。私はバッチ要員だったのでなんの訓練も受けないまま営業をやらされた口で、正規の営業さんが回れるようになると倉庫なり配送なりに転属というのを繰り返してまして。上の事も色々思ったものですが、まぁ、なんというか。

一兵卒はやはり経営だの仕組みだのをあれこれ考えるべきではなかったんだろうな、と。
とりあえず今ある仕事、目の前にある仕事をこなして行く。それが一番大事な事でそれ以外は正直どうでも良い事だったんだろうな、と。で、それをやるにはやはり知識は要らなかったんだと。見て覚え、やって覚えてそのあとで、どうしてするかを考えて見る。情報が先にあってはやはり邪魔っけなんじゃないかと思うのです。知ってるつもり。知ってても出来ないという事を理解していてもやはり一つ上の所からモノを見ている様に見られると/思われると『知ってんならやれ』の一言で教えてもらえなくなる。それが一番怖い事だと思うのです。『教えてください』が言えるか言えないか。教わった後、それを自分のものにできるか否か。それはその教わった事の意味や理由を考える事も含む訳で。その時、それ以外の事は考えなくていいんじゃないかな、とも。上が馬鹿だと下が苦労すると言うのは事実なんですが、それを言ってても結局何か仕事がまう訳でも無く、一時は気分も晴れますが、やはりそれは心の中に澱となって積もっていくんではないかと。……自分でやるんなら、考えなきゃならんとは思うんですが。



しかし、私今いる職場の派遣契約書まだ作ってないんですよ。派遣会社の担当の人から書類も一式送ってもらったのはもらったんですが、返信用封筒もなければ何かメモもない。派遣ってそう言うところなんでしょうかね?