すき焼きとか、すき焼き風煮とか。

 すき焼きの華はやはりうどんではないかなぁ、と。自作のすき焼き煮の場合はお麩なんですが、どうも吉野家のお麩は私にはくど過ぎて。
 手元にある海の男の艦隊料理 (新潮文庫)に載っているすき焼きは多分すき焼き風煮だと思うんです。まず、鍋に牛肉を入れ炒まった所に砂糖。なじんだら醤油をいれ、煮立ったら野菜を。玉ねぎなどを入れるところは正にすき焼き風煮だと。いや、大量調理の場合はもうこれしかしようが無いのですが。白滝、白菜、エノキにシメジ。
 池波正太郎さんの本、多分食卓の情景 (新潮文庫)だと思うんですが、その中に出て来るすき焼きはとてもシンプルな物で、いい肉とネギだけとの事。あー、男の作法 (新潮文庫)だったか。


 休日配送業務。なじみの運送屋さんから荷物を受け取り検品者にまわしたり、揃った荷物を積んで配達へ出かけたり。そんな中、FBCラジオで朝日新聞の記者が中越地震の取材に行ったことを話していたんですが、『福井の人も今回の地震を他人事とせず、日ごろから備えて欲しい』と。何様のつもりかと。見に行った奴はそんなに偉いのかと。被災してる人たちのことを他人事だと思っているのは何処のどいつかと少々。
 7月水害に台風23号。福井はそれなりの被害を受けています。土石流で壊滅した集落、床下浸水床上浸水。越美北線の流された鉄橋は結局どうなるのか?レールの無い線路を日々見ながら。山肌はまだ崩れたままで土嚢が積まれています。台風23号の影響で予定されていた舞鶴若狭自動車道での社会実験は取りやめになりましたし、そもそも福井〜岐阜間の国道は未だに通行止め。あと、福井で戦後まもなく大地震があったことを彼は知らないのでしょう。