日本人の特性?

 色々読み散らかしている最中なのですがなんだか総ては日本人の特性にあるような気がしてならなくなってきました。有田芳生氏も日本共産党の腐敗(?)がそこにあるような事をWeb上で発言されてましたし、あれをはじめてみた時にはカチンと来たものなのですが、つらつら考えてくると多分そうなんだろうなぁ、と言う事に。
 
 それはつまりは、一億総無責任という事で。

 それはつまり、考える事をやめる事なのではないかと。機会主義者と言ってもいいのかな?勝てば官軍負ければ賊軍、強い方になびくのが処世術であると。物事は上意下達で動き、下部組織には判断権はなくただ責任だけが与えられる。で、何か考え出す奴は叩かれると。和を乱さず……というのは確かに美しいのですが、その和が間違った方向に進んでいるのを指摘するのも許さない。統制こそが正義でそれを乱すものは悪。で、年寄りが言うのですよね。『最近の若いもんはマニュアルが無いと動かない』と。いや、マニュアルで動けと指導したのは教育機関であり、親である訳で。上の言葉にゃ逆らうな。耐えてりゃそれで安泰だと。結果その耐え忍んできた団塊世代はその上の世代に構造改革の名の下バッサリと撫で斬りにされて、それを見た若もんが夢を見られるかと言えばそんな筈は無いのです。だから、変わり者が大金を手に出来る世の中になった。最も、使い潰されている人間も山といるのですが。IT革命の名の下、その本質も理解せず無理無茶無謀を言い放ち、ボタン一つで出来るんだろうと仕様変更を納期の前日に持ち込むってのも漏れ聞きますが、それは都市伝説なのかな、とも。だったらいいなと思うのですが、どうも周囲を見ていると真実味のある話で。PCの前でDTP作業をしていると電話番の女の子がオペレータの女の子に嫌味を言うんだとか。『いいわね、パソコンで遊んでいればお給料もらえるんだから』……物事に興味を持たないと言う事から出る話だろうと思うのです。世界は自分の知る限りで、それ以外は他愛の無いもの。自分のやっている仕事が一番大変で、自分だけが不遇なのだと思えるのは幸せだとも思うのですが、そんな奴とは付き合いたくはありません。関わりあいたくもない。確かにそうしないと生きて行けないってのはわかるのですが、それで社内で壁を作ってどうしますかと。……あぁ、これは愚痴だな。これはすなわち横の連絡が取れていないと言う事なんだと思うのです。縦のラインだけで構成された会社ってのは横のラインを敵だと思う訳で。だからよくあるのは工場と事務所、物流がそれぞれ対立して社長が頭を抱えるのだと言う話。解決策は社員旅行なりなんなりで他部署間同士交流の場を持つ事なんでしょうが、多分福利厚生削減策でそれらも無くなっていくんだろうな、と。いや、そんな面倒な事はせずとも休日に社長がポケットマネーで各部署の若いもんを集めて飯を食わすとか、各部の責任者と定期的に会食を持つとか、ともかくお互いがお互いの腹を読みあう様な会社では解決しないんじゃあないかと。いや、それでうまく言ってるんだったらかまわんのですがね。

 ……んー、これも表題と離れたな。弱ったこった。