知っている事の弱みと知らない事の強み

 今日、職人さん同士が話をしているのを横で聞いていて。
 福井でも現在蕎麦ブームなんかが起きているのですが、流行っている蕎麦屋さんは皆脱サラ組で職人はいないという話が。

 職人は仕事を知っているから仕事をしたくなる。そこに迷いが生ずる。お客さんに合わせようとする事/こなそうという事でやっている事が変化してしまってそこに形が失われるとの言葉が親方から出ました。それに対して知らない人は自分の知っている事以外をやらないから形が守られ、流行る所は流行る、と。逆に言えば流行らない所〜受け入れられない所はすぐ潰れるので結果がわかりやすい。ただ、この場合でもその営業主体が営業を目的としていない場合が存在し、つまり生活の為に店をやっているのではなく、手慰みでやっている/趣味でやっている場合は潰れると言う概念が成立しない、との事。

 このあたり、私の要約なのですがこれも極小極大の問題なんだろうな、と。
 いや、結果判定の位置が違うことによるギャップなのかな?

 好きで好きでたまらずやっている人には、それを好きな人が寄ってくる。
 口過ぎにそれをやろうと言う所には、それなりの人しかやってこない。

 道理と言えば道理なのですが、難しい事だなと。



 さて、明日はどっちなんでしょう?

 少なくとも、私は職人として養成されている訳では無い様ですが。