今見える状況

 現在、もんじゅは炉心確認試験(0%出力試験・臨界達成)を終え、40%出力試験に向けての作業中でありました。
http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/posirase/1101/o110113.pdf
 その最中、燃料交換に使用する炉内中継装置引き抜き中にそれが破損、脱落し炉内にそれが留まっているというのが現状である、と理解しています。
 報道では、数度この中継装置を抜き取る作業を行ったようですが、中継装置が途中で曲がっており、穴から抜けないという状況にある訳です。
 で、これが抜けない限り『もんじゅ』は稼働できないのですね。
 原子力機構は現在スリーブごと中継装置を引き抜こうとしています。


 では、『もんじゅ』にはどういった問題があるのでしょうか?
 この辺りについて、私見を交えながら書いてみたいと思います。